ピクシブに総合職としてインターンに行った話(2回目)

お久しぶりです。

黒岡モナ(@i_am_mona51)です。

 

今回は、8/29(月)〜9/2(金)まで行われた

"pixiv SUMMER BOOTCAMP 2016"

ssl.pixiv.net

に参加したお話を書こうと思います。

 

実は2回目

はい、以前このブログを読んでいただいた方ならお分かりかもしれませんが、

ピクシブさんにインターンに行かせていただくのは2回目なんです。

 

前回のインターンが楽しくて仕方がなかったので、再度お願いしてみたところ、ありがたいことに参加させていただくことになりました。

 

与えられた課題

今回はpixivプレミアムチームに配属されました。

(前回はpixivのECサービスであるBOOTHチームでした)

 

pixivプレミアムとは月額540円(税込)で様々な機能が利用出来るようになるサービスです。

www.pixiv.net

 

"まだプレミアム会員ではないユーザーに対して、

pixivプレミアムに入ってみませんか?」という訴求を行うメールを作成・送信"

 

という課題をいただきました。

 

正直、これを聞いた時は「今回はスムーズにいけるんじゃないか・・・!?」

と思ったのですが、後からとんでもない相手だったと気づきます・・・。

 

同じ課題に取り組むメンバーはPくん。

二人でこの課題に挑むこととなりました。

 

5日間何やったか

東京へは8/27から前乗りしていたので、朝、八丁堀から千駄ヶ谷へ向かいました。

前回もそうだったんですが、インターン初日は雨に見舞われるようです。

 

 

訴求メールは、

送信対象・メールの文言・送信時間

といった細かいところまで私自身が決めて良いとのことでした。

 

なので、

1日目

まずpixivプレミアムとはなんぞや、というお勉強をしました。

pixivプレミアムは1か月は無料で体験出来るそうです。

お絵かきしてるユーザーにはお絵かきソフトが無料で使えたり、senseiというお絵かき上達の動画が見放題といった魅力的な機能が多いなという印象を受けました。

 

勉強した上で、送信対象はどういう方向性で行くか(ふわっとしたもの)・仮説を考え、KPTを行い終了しました。

 

KPTとは、1日の業務内容を

K:Keep(良いこと・続けていきたいこと)

P:Problem(現状ある問題)

T:Try(問題をどうしていくか)

 

に分けて振り返る時間のことです。

インターン期間中、私のチームでは18:30〜19:00までの時間を使って行われていました。

 

2日目(火曜日)

この日は朝一で、送信対象をかなり細かく決めました。

例えば

"2016年7月以降に『描き方』『メイキング』『講座』のいずれかのワードで検索かつ、

イラスト投稿経験なし、日本語設定の一般ユーザー"

といった具合にです。

そしてここから叩き出されたユーザー数と送りたいメールの数とを照らして、

少なければセグメントをもう少し広げて切り、多ければもう少し狭めて切り、という風にしました。

 

そしてこれが決まれば次はメールの文言です。

そんなこんなで1通目が完成し、18:30頃には12,000人程度に、私が書いたメールが送られました。

CVありますように・・・・!こう願ってKPTを行い2日目は終了。

 

3日目(水曜日)

この日は午前中、会社全体の会議があり、そしてそれが終わると全社ランチがありました。

全体会議の和気藹々とした感じがすごく印象的でした。

全社ランチでは社長の片桐さんと同じテーブルになり、3つほどすべらない話を伝授していただきました。もう既に4回くらいは使わせていただいております。

 

午前中は作業ができなかったので午後1で、2日目に送った1通目のメールの結果が知らされました。

なんとCV・CVR 0!

正直、「いくらなんでも0はないでしょ」と高をくくってたので、割とショックが大きかったです。

 

しかし、メンターさんのshibさんやjaggyさんに励まされながら、

2通目のメールの作成に入りました。

 

1通目の結果を踏まえ、何がいけなかったのかを分析し、

変えるところと変えないところを考えながら、2通目が完成。

 

2日目とほぼ同じ時刻18:30頃、送信対象おおよそ5万人に送られました。

今度こそ結果出てくれ・・・!そう願いながらこの日もKPTを行い、終了。

 

 

4日目(木曜日)

 

朝一でメンターのshibさんから結果が伝えられました。

 

 

何と。まさかの。0。

 

 

頭を抱えましたね。思わず。

メールでお金を出させるってこんなに難しいのかと。

 

で、ここまで2通送ってきたのですが、以前pixivプレミアムが3ヶ月無料キャンペーンを行っていた時に送ったメールを見て思ったことがありました。

 

「無料っていうワード強くない??」

「メールって長いと読まないよね」

スマホの通知で魅力的なタイトルだったら開くよね」

 

そもそものところで大事なことを見落としていた気がします。

「こういうユーザーだったら、こういう機能を文章でうまく推せばプレミアム会員になるでしょう。」

という私の仮説は間違っていたようです。

 

1か月無料・短く

 

最終たどり着いた答えはこれでした。

 

1か月無料を推して、とりあえず体験してもらう。

よければ継続してくれるのでは。と考え、これだけをメールに大きく・わかりやすく書くことにしました。

そして3通目は10万人ほどに送信されました。

 

4日目なので最終日のプレゼンを作りつつ、この日もKPTを行い、終了。

3通目の結果が出ないと、

どんな顔をして最終日のプレゼンを迎えていいか分からないので

「とりあえず結果出て・・・」という感じでした。

 

5日目(金曜日)

朝一でjaggyさんから結果をいただきました。

 

すると。奇跡が。

わずかながらCVが出ていました!!!

 

やっぱり1、2通目の仮説は単なる妄想に過ぎなかったのです。

メールはいかにわかりやすく魅力的な内容を伝えるかということが大事なんだと痛感しました。

 

この日は15:30から最終プレゼンだったので、午前中はずっとスライドを作成・そしてリハ。

午後はギリギリまでスライドの調整に追われました。

 

発表では、他のインターン生の成果報告が素晴らしかったです。

「〇〇%上昇しました」「目標の〇割を達成」

などなど。

 

2回目ともなると、さほど緊張せずに発表を終えることができました。

 

そして18時頃から場所を近くの居酒屋に移して打ち上げが行われました。

 

 

得られたこと

メルマガへの知見が得られたことが1番の収穫だったと思います。

日頃何気なく見ている・見ていないメールも誰かが緻密に考え送られているものなんだと気付きました。そしてその狙いはどこにあるのか、どこに反映されているのか。

 

我々が得た結果はわずかなものでしたが、メールのタイトルを少しいじるだけで開封率がぐっと下がったり、また、メールの冒頭にURLを持ってくるだけでクリック率が大幅に向上したりなど。

細かいですが、無視できない要素として様々な知見を得ることができました。

 

前回は全体を見ながら指揮をとることにかなり苦労しましたが、

今回は個人作業が多く、頭の中で考える時間がかなりの割合を占めました。

 

こういう仮説を考えたけどこれはなんで導かれたのか、

送信対象はなぜこういうものになったのか、

常に理由付けを必要とされました。単なる感覚ではなく、説得力を持たせるにはどうすればいいのか、ということと常に戦っていた気がします。

 

2日目、3日目とどん詰まりの時間がありましたが、

メンターさんのshibさんとjaggyさんのお陰でなんとか終えることができました。

要所要所でいただいた助言にかなり助けられました。ありがとうございました(T ^ T)

 

その他

やはりピクシブという会社は社員さん同士のコミュニケーションが活発でした。

オフィスもオープンですが、物理的なことだけでなく、見えない部分もオープンだと感じました。

 

あと、我々がいたpixivプレミアムチームの皆さんは(特にメンターの方々)

了解の返事の代わり?に

「おす‼︎」

と言っていて、なんかそれがかっこよかったです。笑

 

 

兎にも角にもこんなに実践的なインターンはあまり見たことがありません。

総合職を目指す方には是非、1度ピクシブさんのインターンに行って欲しいと思います。企画してハイ終わり。のインターンではありません。

企画して実行して、分析してまでがピクシブさんのインターンです。

このブログを見て、一人でも多くの方がピクシブさんのインターンに興味を持ってもらえると嬉しいです。

 

 

あとオフィスの素晴らしいところ

・フリードリンク制度(朝コンビニで水とかお茶を買わなくていいって素晴らしくないですか?気分転換にもなります。)

・椅子が最高

・机が1つに繋がってるのでちょっと動けば他のチームの人とも話せる

などなど。

 

オフィスについて詳しく知りたい方は

www.office-tsushin.com

これとかどうぞ。

 

ではでは。

f:id:monamaborosi:20160912004541j:plain

f:id:monamaborosi:20160912004611j:plain

f:id:monamaborosi:20160912004630j:plain

f:id:monamaborosi:20160912004641j:plain